小説なんて読まないのにブルース・リーだけは別モノだった少年時代

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ヌンチャクを自作して振り回すしか能がないドラゴン少年は普段小説なんて読む柄じゃないのに、これだけは買っていました。
ケイブンシャのドラゴンシリーズ!

エコーブックス「ドラゴン危機一発」

「全世界を席巻した同名映画完全小説家!優しい母の面影残るペンダント握りしめ、誓いを破る―<世のため、人のため、許せはしない>青年チェンの血潮が怒りにたぎり、復讐の鬼と化す。ブルース・リー主演第1作敢然と甦える!

小説「ドラゴン危機一発」

文芸大作みたいな映画ならともかく、アクション映画をどうやって小説にするの?なんて不思議に思ったものですが、これが読んでみるとけっこう味があるのですよね。映画では語られない、登場人物の心情などが描写されていたり、映画にはないシーンも描かれていたり、今読んでも新しい発見があります。

例えばクライマックスの決闘前、川辺で復讐を誓ったチェンが工場長の邸宅へ歩いてやって来る、映画ではその手にせんべいの袋を持ちかじりながら現れますが、このせんべい、いったいどこでいつどうやって入手したのか。

小説では―
復讐を誓ったチェンが工場長の邸宅へ向かって歩き出すまだあたりが暗い早朝の道、ひとりの老婆が行商のため手押し車に菓子を乗せて歩いているのに出会います。小腹が空いたチェンはそこでせんべいを買いながら老婆と言葉を交わします。そこで知る事実―前夜、製氷工場での闘いで殺した相手のひとりが老婆の息子だったのです。
心の葛藤を抱えながら、それを振り切り最後の決闘へと向かうチェン。

こんなふうに随所に、映画では見えない、小説だからこそ表現できるものがあるので、ファンの皆さんは小説も要チェックです。

小説「ドラゴン危機一発」

発行:ケイブンシャ
初版発行:昭和49年12月15日
著者:北村 仁

そして小説のラストシーンはこんな感じで締めくくられています。

「チェン、チェン!」
チャオ・メイはチェンの名を呼び続けながら、身動きもせずに、その場に立ちつくしていた。
庭園の芝生は、朝陽を受けて輝き出していた。

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このページは、Tsuyoshiが2013年4月11日 07:08に書いたブログ記事です。

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